Blog

ブログ

新築、リフォームをご検討中の皆様へ

こんにちは!大府市を拠点に愛知県全般で建築工事をさせていただいております株式会社AOKENです!

本日は新築やリフォームをご検討中の皆様にひとつでも多くの事を知った中で新築やリフォームを検討していただきたいと思い、家の性能について常に現場に携わる大工だからこそ伝えたい内容を書かせていただきました。非常に長くなってしまいますが是非知っておいてもらいたい内容なので最後まで読んでもらえたら幸いです。

突然ですが皆さんは家に何を求めますか?家よりも立地条件だったり、天然木の温もりやスタイリッシュで見た目重視!など様々だと思います。

新築をご検討されハウジングセンターなどに足を運んだ事がある方は各メーカーごとに特徴や色をそれぞれ感じたかと思います。
私も行った事があるのですが、ソーラーや全館空調やZAHや耐震性などいかにもお客さんが食いつきそうな売りやすそうな事で言葉巧みに営業してるなぁという印象を受けました。もちろん売るのが仕事なので売りやすい商品をアピールするのは当たり前の事だと思います。若者が選挙に行かないので年配者向けのマニュフェストを掲げる選挙演説と同じですね。
ですがAOKENはバリバリの職人集団でもあるので新築とリフォーム現場での経験も踏まえあまり営業マンが説明出来ない様な家の性能=コスパについて書こうと思います。

新築ご検討プランニング時に床暖房が欲しいと言うお客様がいた場合、AOKENでは優先順位はかなり低いです。
ハウスメーカーに相談したら喜んで勧められると思います。中には標準装備なメーカーもありますね。 
おそらく床暖房が欲しいと言う方は今まで住んでいたアパートや実家など昔ながらの木造住宅や鉄骨住宅で、暖房切って寝ると朝には13°以下に(地域にもよりますね)なってとても寒い冬を過ごしてきたのではないかなと思ってしまいます。最近ではヒートショックなども認知される様になってきました。
もちろん床暖房も使い方次第ではとても効果を発揮します。空気を暖めるのではなく地熱的に床自体が暖かくなるのでとても優しい温もりで気持ちの良い物です。室温自体も上がります。
ですが新築時にはお勧めしません。

床暖房は初期費用だけではなくガス代や永久的に使えるわけではなくメンテナンス、ランニングコストもかかります。

床暖房の予算があるのであればその予算で家自体の性能をグレードアップした方が初期費用も回収できとてもコスパが良いからです。

脱炭素 やっと国も動き出しました。先進国に比べ日本はかなり遅れています。ドイツやスウェーデンに比べ日本には四季があるのでしょうがない面もあるのですが。

具体的な項目は高性能サッシや断熱材のグレードアップです。
床暖房は冬の対策ですが、家自体の性能を上げると冬だけではなく夏も快適な家になります。
電気料金が高い 関東は30%も値上げなんて言ってましたが性能が良いとエアコンの稼働率も下がり年間光熱費も8万円は楽に削減できます。

中古住宅を買われた際やリフォームなどの場合で性能をグレードアップしようと思っても、外壁材や内装材を全て剥がし柱を剥き出しの状態にしなくては作業ができない為、数百万予算があろうとも決してできる工事ではありません。費用対効果が全くありません。
ですが寒い家も嫌ですね。
そんな時に効果を発揮するのが後からでも出来る床暖房や内窓です。と、使い分けてご提案させて頂いております。

家の性能アップと言っても決して簡単な工事ではありません。
省エネ等級◯級取得 高気密、高断熱住宅です!と広告も見る様になりましたが、果たして本当か?データ上だけではないか?と職人目線では思ってしまいます。中途半端ではないか?本当に理解した職人がしっかりと作業してるのかとても気になってしまいます。
なぜ中途半端ではいけないのか。
昔の家は隙間風もあるけどそれなりに長持ちもしています。良く言えばしっかり家が呼吸しているからです。
ですが中途半端な家だと(とにかく断熱材を沢山充填してあります!だけで換気などの対策がしっかりされてないと)家が窒息した状態になっている可能性もあります。この窒息した状態が非常に良くありません。
窒息した状態→これは結露をさします。
結露はとても怖く見えない壁の中や屋根裏で起きたりして気づく時はカビの匂いや雨漏りの様な症状が出た時です。何年もかけてです。その時は家がカビまみれでカビ菌を完全に除菌するのはほぼ不可能な状態です。健康状態も良くありません。
結露は瑕疵保証も対象外なので使用者責任で誰も保証してくれません。
加湿器使わないで下さい。暖房の設定温度下げて下さい。と工務店に言われてしまえば終わりで実費負担で泣き寝入りです。
結露対策は現状明確な建築法も無く施工業者の裁量次第です。
呼吸させるところはしっかり呼吸させ結露対策をしっかりしなければ、長く住み心地の良いコスパの良い家にはなりません。

結露は透湿抵抗値の低い耐力面材、断熱性能、気密シート、夏型結露対策、換気対策などどれか一つだけ良くても意味はありません。バランスが大事です。まだまだ書き足りませんが深掘りはやめてこの辺りにしておきます。

以前施工させていただきましたお客様のお宅は
硬質ウレタンフォーム30倍発泡
調湿気密シート(夏型結露にも対応シート)
オール樹脂サッシ
第1種換気システム(熱交換器)
気密測定計測結果C値0.1 (0.7くらいからが高気密住宅と言われている 低い方が気密性能高い)
などこだわって施工させていただきました。
工事中は夏場でしたが1階も2階も温度差がなくかなり快適でした。エアコンも一台しか回してないとの事です。(条件はありますが)
今住んでる家の24時間換気、窓ガラスに換気口が付いてるなら閉める などして開いてるところ全て閉めてレンジフードだけ強でつけてみて下さい。コンセントなどに手を当てると風を感じるなら気密性能は無い住宅です。気密測定をしても測定不能で計測できません。恐らく数値は2を超えます。

ビルなどマンションで扉が重く、力強く開けた途端ヒューと風が吸い込まれた事はありませんか?これが気密住宅の現象です。
戸建ての場合住む時は対策がしてあるので通常時はなりません。強制的にやろうと思えば体感できます。

このお客様のお宅はC値0.1なので流石にここまでいくと同時吸排レンジフードなど気密住宅過ぎて逆に色々と対策も必要になってくるのですが!
本当の高気密高断熱住宅を体験してみて下さい。コスパも良く快適ですよ!

愛知県大府市の株式会社AOKENでは新築・リフォームが人気です

株式会社AOKEN
・本店
〒474-0053
愛知県大府市柊山町6丁目65番地

・天白営業所
〒468-0011
愛知県名古屋市天白区平針3丁目1903番地ドミールムラセ101

TEL:0562-22-5081 FAX:0562-22-5081

関連記事一覧